SHIT HAPPENINGが解散して2ヶ月が経ちました。
解散の報告を受けたのは、去年の11月頃。今瀬くんから電話を貰って「解散しようと思います」って。
最初に思ったのは『辞めないで続けて欲しい』だったけど、すぐに『彼らには彼らの人生がある』とも思い直って、反対したり引き留めたりはしませんでした。
未だに解散の実感は湧かないけど、これからジワジワと感じてくるのかな。
彼らの最初で最後のライブDVD『THIS MEMORY TO YOU...』
今回、この映像作品の監督をやらせてもらう中で、改めて感じた事があって。
僕らが撮影するバンドの写真や映像は、主にプロモーションに使われたり、商品そのものになったりする訳だけど、被写体のバンドマンや会場に来たお客さんが、後で見返して振り返ったり、懐かしんでくれたら、それは彼らにとっての『青春の記録』になるなって。
10年か20年後に、建ちゃんが結婚してて、子どもに『パパは昔、たくさんの人の前で歌ってたんだよ』なんて話したり。(建ちゃんは歌い続けるって言ってるし、10年か20年後もたくさんの人の前で歌ってる可能性はあるけども)
お客さんにも、僕らの撮った写真や映像を見ながら、友達と思い出を語り合ったり、将来、子供たちに『SHIT HAPPENINGってバンドが好きだったんだよ』なんて話をしてくれたら、嬉しいです。
DVDを買ってくれた方、たくさん観てくださいね。
SHIT HAPPENINGを撮り始めたのは、2015年頃。
きちんと撮影したのは、Landmarkのリリースツアーファイナルの代官山UNIT。
同郷という事で、HEAVEN'S ROCK宇都宮の佐伯店長に紹介してもらって。(佐伯さんに感謝)
僕は、人と仲良くなるのにとても時間がかかる方なので、2~3年かかったけど、ゆっくりと関係を積み上げて、僕の中でとても大切な人たちになりました。
バンドの舵取りをしていたのは、今瀬くんだったけど、僕が経験のない仕事でも任せてくれて、本当に勉強になったし、チャンスをくれたこと感謝しています。
活動休止から復活までの間に作成した、ドキュメンタリー映像もその一つで、大変だったけど、とっても楽しかった。この時は、『Stargazer』の作曲段階から現場で撮影させてもらったので、この辺りで人見知りの僕も『仲良くなってきた』って実感した気がします。
2018年、写真展。やって良かったな。
この頃から、お客さんも僕に声をかけてくれるようになって、嬉しかったです。
こうやって見返すと、今瀬くんの写真、マジでないですね。
仲は良いんだよ、本当に。
建ちゃんもラストライブのMCで言っていたけれど、僕らの人生は続いていきます。
4人共それぞれの道を行く準備をしているみたいだし、これからだって会えるし、幸せになって欲しい。(そのための解散だと思っているから)
僕も、ありがたい事にSHIT HAPPENINGの他にも大切なバンドはいるし、もっと出会いたいし、もっともっと写真を撮りたいし、色んな映像を作りたい。
僕らは、まだまだこれからです。
ありがとう、SHIT HAPPENING。
建ちゃん、晃二郎くん、今瀬くん、梅ちゃん、これからもよろしく。
P.S
SHIT HAPPENINGチームの皆さんにも、敬意と感謝を。ありがとう、お疲れ様でした。